映画『アンストッパブル』(来年1月7日公開、トニー・スコット監督)の試写会イベントが20日、東京・秋葉原UDXで行われ、今年、最も勢いの止まらなかった著名人を表彰する「アンストッパブル大賞」に選ばれたタレントの南明奈、お笑いコンビ・Wコロンのねづっち、力士の稀勢の里関が授賞式に出席した。

左から、稀勢の里関、南明奈、Wコロンのねづっち 拡大画像を見る

同作は、2001年に米・オハイオ州で実際に起きた列車事故を基に映画化。大量の有毒化学物質と燃料を載せたまま、無人で暴走する全長800メートルの貨物列車を止めるため、2人の鉄道マンが命がけで挑む。主人公のベテラン機関士をスコット監督と5度目のタッグを組むデンゼル・ワシントンが演じる。

アンストッパブルな(=止められない)作品にちなんだ同賞のタレント部門に選ばれた南は、今年は朝ドラ『ゲゲゲの女房』への出演やファッションブランド「MiiA」を立ち上げるなど多方面で活躍。「ずっと夢だった自分のブランドを持てたことが1番の思い出」と笑顔で振り返り、「時間がある時は109の自分のショップで、店頭に立ったり、レジ打ちもしています」と充実ぶりをアピール。また、横綱・白鵬関の連勝記録を63で"ストップ"し、特別賞を贈られた稀勢の里関が、慣れないイベントに緊張した面持ちで「体は大きいけど気が小さい(笑)。(土俵で)相手の気合の入っている顔を見ると怖くなることもある」と本音をのぞかせると、南は「わたしはオバケが怖いです」と明かしていた。

ねづっちは「"南明奈"とかけまして"作詞家を目指す人"と解きます。その心は、どちらも歌詞(菓子)作りに挑戦しようとしています」と得意のなぞかけを披露。楽屋で、「お菓子作りをしたい」とねづっちと話していたという南は、即興で取り入れたネタに「すご~い!」と感心

一方、なぞかけで大ブレイクし、「ととのいました」が流行語大賞のトップ10入りを果たしたねづっちは、「今まで使っていなかった運がいっぺんに来た感じ」と喜びつつ、流行語に選ばれた芸人は消えるというジンクスについて、「小島よしおくんと、なるようにしかならないって話しました(笑)。ずっと大丈夫なようにがんばるだけですね」と来年に向けて決意を新たにした。同賞では、相方・木曽さんちゅうとのコンビ受賞は叶わなかったが、自身の「ねづっち」とかけて「応用力」と解き、「その心は、やっぱり基礎(木曽)が必要です」と見事にコンビ愛をのぞかせていた。