iPad

台湾Digitimesは12月16日(現地時間)、Appleが来年2011年春にも出荷を予定していると噂される第2世代iPad (以下「iPad 2」)について、新規サプライヤ情報や出荷計画について報じている。また同紙はこの中で、現在噂が広がっている7インチiPadについて、同サイズのパネル受注に関する情報をAppleの既存サプライチェーンが把握していないことを紹介しており、その存在に疑問を寄せている。

Digitimesによれば、iPad 2のタッチパネルサプライヤとして、既存のWintek、Sintek Photronics、TPK Touch Solutionsに加え、Chimei InnoluxとCandoの名前が挙がっているという。またApple側からの注文数として、現行世代の四半期あたり400万台に対し、iPad 2では1ヶ月あたり600万台程度を想定しているようだ。これも、タブレット市場が認知され、市場が広がりつつあることに自信を深めた結果かもしれない。Appleは最近になりエンタープライズ市場向けの販路開拓を進めており、顧客層の拡大も貢献しているとみられる。今回サプライヤとして加わったChimeiとCandoは、1月または2月中にもApple向けの出荷を開始する見込みだ。

Digitimesではこのほか、7インチiPadの噂にも触れており、台湾ベースのApple向けサプライチェーンの話として、7インチタッチパネルに関する注文の話をこれまでに聞いたことがないと報告している。小型サイズiPadの噂は過去にアナリストや関係各位の指摘で何度も登場しているが、このタイミングではない、あるいは7インチとは異なるサイズの製品となるのかもしれない。