ドゥカティ ジャパンは、新型の「ディアベル」をはじめ、2011年モデルの価格と導入時期を発表した。ラインナップは「ディアベル」のほか、「モンスター」「スーパーバイク」「ハイパーモタード」「ストリートファイター」「ムルティストラーダ」の6シリーズで、全体の価格は99万8000円から274万円。

ドゥカティ ディアベル

新しいディアベル(DIAVEL)は、2010年11月のミラノショーで公開されたモデル。低く前後に長いフォルムは従来のドゥカティにはなかったもので、新しいカテゴリーを開くモデルと位置づけている。日本ではスタンダードバージョン(185万円)と、カーボン外装パーツ、DLCコートのフロントフォーク、鍛造ホイールを装備するカーボンバージョン(レッド:224万円、ブラック:219万円)が用意される。日本での発売は2011年5月を予定している。

ディアベル カーボン

ディアベル カーボン

モンスター(MONSTER)は、シンプルなカウルを持たないモデル。「696」「796 ABS」は使い勝手を改善し、新しいマルゾッキ製フロントフォークを装着した。価格は696が99万8000円、796 ABSが119万円。どちらもすでに販売が始まっている。モンスターのフラッグシップとして新たに追加されるのは「1100 EVO」。空冷2 バルブエンジン最強となる100HPを達成し、ABS、4段階の感度レベルを持つドゥカティ・トラクションコントロールなどが搭載される。テールエンドのデザインや、レーシングストライプも新しくなる。価格・発売時期は未定。

モンスター 696

モンスター 796

モンスター 1100 EVO

スーパーバイク(SUPERBIKE)は、ドゥカティのラインナップのなかでもっともスポーツ性の高いモデル。新しい「848 EVO」は、140HP(イタリア本国仕様)の新開発エンジン、ブレンボ製モノブロックキャリパー、ステアリングダンパーを装備する。価格はブラックが169万円、その他が189万円。2011年6月の導入を予定している。

1198はドゥカティ・トラクションコントロール(DTC)、ドゥカティ・データアナライザー(DDA)、ドゥカティ・クイックシフト(DQS)を標準装備する。価格は224万円。「1198 SP」はサーキット仕様ともいえるモデルで、DTC、DDA、DQSのほか、オーリンズ製TTXリアサスペンション、スリッパークラッチ、軽量アルミニウム製フューエルタンクなどを装備する。価格は274万円。両モデルは2011年1月の導入予定。

スーパーバイク 848 EVO

スーパーバイク 848 EVO

スーパーバイク 1198 SP

ハイパーモタード(HYPERMOTARD)はスタイリッシュなモデル。より身近な「796」の2011年モデルはすでに導入済み(115万円~)。「1100 EVO」は新型の空冷エンジンを搭載した(149万円)。さらに「1100 EVO SP」はサーキット走行も考慮した高性能モデルとして設定された(179万円)。1100 EVO系は2011年1月に導入の予定。

ハイパーモタード 796

ハイパーモタード 1100 EVO

ハイパーモタード 1100 EVO SP

ストリートファイター(STREETFIGHTER)は、スーパーバイクからカウルを外したようなスタイルが特徴。2011年モデルはカラーリングの変更に留まる。スタンダードモデルにはホワイトが追加され、「S」にはレッドと新色のブラックが用意される。両バージョンともラジエーターカバーはサトル・ブラック仕上げとなった。価格はスタンダードが179万円、Sが219万円。2011年5月より導入される。

ストリートファイター

ストリートファイター S

ストリートファイター S

ムルティストラーダ(MULTISTRADA)は、2010年モデルでフルモデルチェンジを行なったばかりであり、2011年モデルは細部がモデファイされたに留まる。価格は「1200 ABS」が185万円、「1200S スポーツエディション」と「同ツーリングエディション」が219万円。導入時期はABSが2011年5月、1200Sが2月を予定している。

ムルティストラーダ ABS

ムルティストラーダ スポーツエディション

ムルティストラーダ ツーリングエディション