日韓で活躍する女優の笛木優子が14日、都内で主演を務める昼の連続ドラマ『さくら心中』(来年1月5日スタート、東海テレビ・フジテレビ系)の制作発表会見に、共演者の徳山秀典らと出席した。
ドラマ『さくら心中』の制作発表会見に出席した笛木優子 拡大画像を見る |
2001年に"ユミン"の芸名で韓国デビューし、日韓で活躍してきた笛木だが、日本のドラマで主演を務めるのは本作が初となる。岐阜・飛騨高山の造り酒屋を舞台に、一人娘で養女の桜子(笛木)と蔵人の比呂人(徳山)の切なくも狂おしい純愛を描く。主題歌は徳永英明、脚本は同枠の名作『真珠夫人』(2002年)の中島丈博が手掛け、昼ドラらしい魅力が詰まった作品だ。
笛木は「この作品がダメだったら心中する覚悟でがんばります」とタイトルに掛けて意気込み、「自分の愛を信じ、苦難を強く乗り越えていく桜子を通じて、純愛がどんなに素晴らしいかを考えるきっかけになってほしい」とアピール。また、撮影スケジュールがハードなことで知られる昼ドラだが、1時間ドラマを1週間に2度放送する韓国ドラマと比較し、「韓国の方が大変かもしれないですね。台本が当日あがってくることもあるので。ベースがあるから今は大丈夫です!」と慣れた様子で、「韓国ドラマで鍛えられたのは、この作品のためだったのかな(笑)」と余裕の笑顔を見せていた。
一方、ベテラン共演陣が顔をそろえる中、異彩の存在感を放っていたのは、桜子の求婚相手を演じるお笑いコンビ・シャカの大熊啓誉。「奇跡の大抜てき。コントの演技力が認められたのかと思ったら、監督からもっとスケベにと言われて、そっち側の発注かと(笑)」と会場を笑わせると、桜子を女として意識するあまり、罪悪感から早々に心中してしまう養父役・村井国夫も「ほんとはもっと激しいラブシーンをしたかった」と名残惜しそうに告白。また、中島作品といえば印象的なセリフがつきものだが、「『愛の酵母菌を育ててみよう』というセリフに悩みました」と語ると会場は爆笑に。ラブシーンネタで盛り上がる出演者らの矛先はついには笛木に向けられ、ベッドシーンを撮り終えた神保悟志から「笛木さんが『今日はこれで3ラウンド目。とても疲れた』と言ったのが衝撃的でした」と 暴露され、純愛から一転したエピソードで会場を盛り上げた。
昼の連続ドラマ『さくら心中』(毎週月曜~金曜、13:30~)は、東海テレビ・フジテレビ系にて来年1月5日スタート。