ひまわり証券はこのほど、同社が販売しているシステムトレード用売買システムについて、週間運用成績(12月6日~12月11日)のランキングを発表した。

同社では、システムトレード用売買システムとして、26本の先物対応システムと10本のFX対応システムを販売。また、同社のシステムトレードツールで使用可能な他社販売の売買システム2本を含めた先物・FX双方のシステムについて、それぞれ「週間ランキング」「月間ランキング」「年間ランキング」を公開している。

12月第2週(12月6日~12月11日)は、欧州の金融財政不安や中国の金融引締め懸念が残るものの、発表された経済指標は好感されるものが多く、さらに減税延長による景気回復を期待する買いがNYダウ平均株価の下値を支えた。しかし、高値圏でも依然、利益確定による売りが優勢となっており、平均株価はほぼ横ばいのまま推移している。為替市場では、前週1ドル=82円まで下げた米ドルが、米長期金利の拡大により1ドル=84円前後を行き来するまでに上昇している。

そうした中で発表された週間運用ランキングでは、先物部門において、他のシステムが苦戦する中、ユナイテッド・システムズ・パートナーズが開発を手掛けた「Jリバース」が、4万円の利益を上げて、ランキングの第1位を獲得。同システムは、勝率よりも1回の取引利益を高めるように作成されており、トレードごとに最適と判断されるロスカットルールが設定されている点が特徴となっている。

FX部門では、独自の論理によりトレンドの転換点を予測し、価格が大きく動きだす前に先手を打つというCIT開発の売買システム「CaesarFX」が、同システムの対象通貨ペアとなる3つ全てにおいて利益を上げ、ランキングのトップ3を独占。同システムのロジックに組み込む指標は数個程度と非常にシンプルでありながら、スイングトレード型としたことで、利益の最大化を目指しつつ、スプレッドやスリッページによる影響が少ないトレードシステムとなっている。

運用成績 先物週間ランキング(2010年12月6日~12月11日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 Jリバース 1 0 4.0 1 100.0
第2位 東大Master Nikkei 1 0 3.0 2 50.0
第3位 ハンニバル 1 0 3.0 4 25.0

運用成績 FX週間ランキング(2010年12月6日~12月11日)

順位 システム名 損益(pt) トレード回数 勝率(%)
第1位 CaesarFX GBP/USD 1 0 138.2 1 100.0
第2位 CaesarFX EUR/USD 1 0 90.9 1 100.0
第3位 CaesarFX USD/JPY 1 0 48.8 1 100.0

(※勝率および取引回数には、引き分けも考慮されている)

なお、ひまわり証券で販売している売買システムの運用成績ランキング情報は、メールマガジンでも毎週配信している。

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