現在、AppleはMacBookファミリーのGPUとしてNVIDIAのチップを採用している。この一部を、来年2011年初頭に発表されるIntelのGPU内蔵型プロセッサ新製品「Sandy Bridge」で置き換えていく計画だと、CNETやElectronistaなど複数のメディアが報じている。
Intelは米ネバダ州ラスベガスで1月5日(現地時間)より開催予定のCES 2011で、Sandy Bridgeの正式発表を予定している。デスクトップとノートPC向けのミッドレンジ以下の製品が一挙に発表されると予想され、今回MacBookがターゲットとする製品ラインもこの中に含まれるとみられている。AppleはMacBook Proにおいて2007年以降、MacBook(無印)では2008年以降、NVIDIA製のGPU(チップセット内蔵型のものも含む)を採用している。これはIntelが"Westmere"コア世代のGPU内蔵型プロセッサに移行してからも続いていたが、今回の決定はSandy Bridgeのパフォーマンスが性能面で一定の基準を満たしたことを受けてのものだとみられる。なおElectronistaによれば、Sandy Bridgeが採用される製品ラインはMacBook(無印)、MacBook Proの13インチなど、下位モデルを中心としたものになるという。