米Googleは12月9日(現地時間)、同社が提供している「Google Docs」のデスクトップ版をiPadに対応させた。つい数週間前、iOSとAndroidユーザーを対象にGoogle Docsモバイル版での編集機能が利用できるようになったばかりだが、今回の機能拡張で、iPadではPC版に近いほぼフル機能での編集が可能になった。
従来のモバイルバージョンではフォント変更やパラグラフの中央寄せなど、スタイル編集に関する機能が割愛されており、単純な文章編集のみが可能な簡易版だった。今回のiPad版の編集モードではデスクトップ版で利用できたこれら機能が導入されており、ほぼ同じ感覚で利用できる。またスプレッドシートモードにおいても機能拡張が行われており、例えば数式の挿入など、iPadではより複雑な編集作業に対応する。とはいえ完全にデスクトップ版のインターフェイスを再現しているわけではなく、機能によっては利用できなかったり、動作が緩慢になるケースもあるようだ。その場合、より動作が軽快なモバイル版に環境を戻して作業を続行できる。適時トライして、作業補助に活用してほしい。