WDLC(Windows Digital Lifestyle Consortium)は12月10日、東京の新宿ステーションスクエアにおいて、「パソコンも地デジカ!!」のPRイベントを開催した。3組の"ワンルーム芸人"が地デジPCにまつわるネタを披露し、地デジサンタ(サンプリングガール)の出陣式も行われた。

"ワンルーム芸人"こと、クールポコ。、超新塾、ザ・ゴールデンゴールデンが、ミニライブと地デジにまつわるトークショーを行った

地デジサンタ(サンプリングガール)の出陣式。12月10日から3日間、東京の秋葉原/新宿/池袋などで、「パソコンも地デジカ!!」のPR新聞を配布する

「パソコンも地デジカ!!」は、地デジに対応した家電のテレビでなくても、地デジチューナーを備えたPCで「地デジ化」できることを周知するキャンペーン。2010年4月から始まり、2011年7月に控えるアナログ停波まで長期に渡って実施される。「パソコンも地デジカ!!」キャンペーンは、2010年10月から第2シーズンが始まっているが、当初の目標だった「150万人に周知」を早々と達成し、300万人へと上方修正している。

WDLC事務局長の笠原健司氏(マイクロソフト コンシューマー&オンライン マーケティング統括本部 パートナー&マーケティングコミュニケーションズ本部 本部長)によると、PC全体の売れ行きを地デジ対応PCが牽引しているという。2010年5月~11月におけるPCの販売状況は、PC全体が前年比で105.6%なのに対して、地デジ対応PCは前年比225.9%という高い伸びを示している。

WDLC事務局長の笠原健司氏(マイクロソフト コンシューマー&オンライン マーケティング統括本部 パートナー&マーケティングコミュニケーションズ本部 本部長)

2009年5月~11月と比べて、2010年5月~11月は地デジ対応PCの出荷が大幅に伸びている(BCN調べ)

「パソコンも地デジカ!!」の大きな柱は、地デジ対応PCが1台3役であること。フル機能のPC、テレビ、ブルーレイという3役をアピールすることでオトク感が生まれ、量販店などに訪れる人にもメリットを非常によく分かってもらえるそうだ。プライベートルームやセカンドルームに向けた"2台目以降"、一人暮らし世帯などを主なターゲットにしている。

また、テレビ局からの情報配信などを受けるPC用ソフト「テレビNaviガジェット」のダウンロード提供、テレビ番組の中で取り上げられた情報をデータベース化した「TVでた蔵」のWebサイトなど、地デジとPCを連携させたサービスも着々と整備が進む。年末年始にかけては、Twitterを利用した「紅白歌合戦×ピーチク」や、テレビ局が提供する年賀状デザインを無料で使える「感動年賀状メーカー2011」といったコンテンツが用意されている。