昨日9日、格安航空のエアアジアXが羽田に就航。10日、そのエアアジアXが新しい激安運賃を発表した。「初就航記念キャンペーン価格」と銘打った運賃は、羽田~クアラルンプール片道8,000円。2011年8月1日~10月31日までの搭乗分が対象で、販売期間は2010年12月11日午前1:00~13日0時59分までの2日間。自社のウェブサイトで予約を受け付ける。来年7月31日までの搭乗分に設定された片道5,000円の激安運賃に続く、おどろきの安さとなった。
エアアジアXは文字通りケタ違いに安い運賃が魅力。「現時点で、今月の座席搭乗率は90%以上。1月も82%、2月も80%近くに上り、3月下旬の春休みシーズンはほぼ満席。今の週3便からできれば数カ月以内に毎日運航にしたい」(同社アズラン・オスマンラニCEO)と、早くも次の展開を語った。
「羽田~クアラルンプールの単純往復だけでなく、クアラルンプールからペナンやランカウイ島、タイのバンコクやプーケット、シンガポール、バリ島など、アジア各地に乗り継ぐ乗客、あるいは羽田に着いて北海道にスキーに行く外国人旅行者もいる。日本にはこれから格安航空が思ったよりずっと早く根付く。他の航空会社も追随してくるはず。エアアジアXも、この"ワクワク感"を継続していきたい」(同CEO)。そのワクワクさせるもののひとつが、今回の片道8,000円の運賃というわけだろう。
エアアジアXは格安航空ではあるが飛行機は新しく、客室乗務員に日本人を採用。機内食などの機内サービスは有料だが、「安全性や信頼感のある航空会社」(同CEO)。マレーシア政府のバックアップもあり、実際、客室乗務員のサービスも大手に勝るとも劣らない。