マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングはこのほど、「未婚若手社会人の生命保険加入実態」に関する調査を行い、その結果を発表した。同調査は8月5日~10日の期間に、全国の18歳~30歳で入社5年以内の未婚若手社会人を対象に実施された。
調査の結果、未婚若手社会人の生命保険加入率は43.4%となった。さらにこの保険加入率を勤務形態別で見てみると、「公務員・教職員」が50%と最も多く、次いで「会社勤務(一般社員)」が45.9%、「派遣社員・契約社員」では30.8%にとどまった。また生命保険加入者は、非加入者や解約者と比べて平均で30万円ほど年収が高い傾向にあるのも明らかとなっている。しかし一方で、加入者の職場には保険営業員が出入りしていることが多いこともわかり、オフィスのセキュリティ強化も加入率低下の一因となっていることが伺えた。
なお、非加入者や解約者に今後の保険加入について尋ねると、非加入者の半数以上が「結婚するタイミングで検討する」と回答するなど、結婚や出産といったライフサイクルイベントを機に加入を考える人が多くみられた。一方で、「収入に余裕ができたら」といった経済的要因を挙げた人も、非加入者で38.0%、解約者で34.6%いることが明らかになった。