BlackBerryの開発で知られるカナダのResearch In Motion (RIM)は12月7日(現地時間)、同社アプリストアである「BlackBerry App World」にてタブレット製品「BlackBerry PlayBook」向けアプリの登録受け付け開始を発表した。PlayBookの提供開始は来年2011年第1四半期ごろとみられ、北米市場でのローンチを前にアプリ募集をスタートすることになる。

これまでBlackBerryの開発環境はHTMLベースまたはJavaベースのものが中心だったが、最近になりRIMはAdobeとの提携でAdobe AIRとFlash技術の取り込みを進めており、特に大画面サイズのディスプレイを内蔵したタブレットの登場に備えている。またBlackBerry Tablet OS SDK for Adobe AIRのベータ版の提供を行っており、この最新版を利用することで、Flash Builder 4.5のプレビュー版(またはFlash Builder 4)を開発環境として利用できる。

またRIMでは、今回のPlayBookアプリ受け付け開始にともない、App WorldにPlayBookアプリのオープン前登録が認められたデベロッパーらに対し、無料でPlayBookを提供するキャンペーンも発表している。PlayBookを軸に多数のアプリ登録を促して、タブレット製品プラットフォームの立ち上げを盛り上げるのが狙いだ。これらキャンペーンの詳細やアプリ開発に関する各種情報リンクは、RIMのプレスリリースを参照してほしい。