ウェザーニューズは8日、2011年のスギ・ヒノキ花粉の飛散傾向を発表した。全国的な傾向をはじめ、それぞれのエリアや都道府県別に、花粉の飛散開始時期や花粉量について予想している。
発表によると、2月上旬には九州南部から東日本にかけてスギ花粉の飛散がはじまるという。ほぼ例年並みだが、飛散開始が遅れた昨シーズンと比べると早めの飛散開始ともいえる。花粉量としては、3月上旬にピークを迎えるエリアが多くなるが、北日本では昨シーズンよりも遅めの4月上旬がピークとなる予想。また、スギ花粉のピークが過ぎると、続いてヒノキ花粉が徐々に飛びはじめ、そのピークは4月上旬になるエリアが多いとしている。
今シーズンの花粉飛散量については、今年の記録的な猛暑の影響で全国的に多くなるとのこと。顕著なのは近畿地方で、昨シーズンと比べ10倍以上の飛散量となるところも。関東をはじめとする多くの地方についても、5~8倍もの飛散量を予想している。