顔などを殴られ大ケガを負った歌舞伎俳優の市川海老蔵が7日、都内のホテルで記者会見を行った。
顔面殴打事件後、公の場に初めて登場し、会見を行った市川海老蔵 拡大画像を見る |
黒いスーツにネクタイ・白シャツ姿で登場した海老蔵は「応援してくださった皆さま、歌舞伎を愛してくださっている皆さま、各関係者の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけして、まことに申し訳ございません。深く反省しております」と陳謝した。
海老蔵は、11月25日に「吉例顔見世興行」(来年1月公演)の会見に出席予定だったが、前日に体調不良を理由にしてキャンセル。同日夜、酒を飲みに出かけ暴行を受けた。松竹の迫本淳一社長は「今後の公演については、期限を定めず見合わせることにいたしました」と無期限で出演自粛させることを発表。「多くの出演者の方々、ファンの方々に支えられていることを強く認識してもらい、市川海老蔵として自覚と猛省を促したい」と理由を説明した。海老蔵はこの事態について「自分のおごりが招いたことで、非常に浅はかな行動でした。当然だと思っています」と語った。
11月24日に東京・西麻布の飲食店で一緒に飲んでいたグループとトラブルとなり、そのうちの1人から暴行を受けたとされている。海老蔵が灰皿にテキーラを入れ飲ませたなど、挑発的行為があったとの一部報道もあるが、原因については「自分が作ったということはないです」と否定。「一緒に飲み始めた時、すでに相手はかなり酔っ払っていました。その後に雰囲気が悪くなって……介抱していたが、勘違いされてしまったのかもしれません」と当時を思い出すように天井を見上げながら話し、「かなり、殴られた記憶があります。膝をついて頭を守るのが精一杯で。死ぬかと思いました」と述べたが、詳細については、同席した弁護士と顔を合わせながら「捜査中なのでお答えできません」と口を濁した。