ひまわり証券はこのほど、同社が販売しているシステムトレード用売買システムについて、月間運用成績(2010年11月1日~11月30日)のランキングを発表した。

同社では、システムトレード用売買システムとして、25本の先物対応システムと10本のFX対応システムを販売。他社販売の売買システム2本を含めた先物・FX双方のシステムについて、それぞれ「週間ランキング」「月間ランキング」「年間ランキング」を公開している。

11月の日経平均株価は、米国の追加金融緩和策による市場への資金流入の期待を背景に上昇。さらに、円高が一服したことも株価上昇を後押しして5カ月ぶりに1万円台を超す場面も見られた。しかし、欧州の金融財政に対する不安再燃が懸念され、前月から700円以上の上昇ながらも1万円を割って終えている。

そうした中で発表された月間運用ランキングでは、先物部門において、東証のTOPIXと大証の日経225を取引対象とするWest Village Investment開発の売買システム『東大Master Nikkei』が、37万円の利益をあげて第1位を獲得。同システムは、シンプルなロジック設計となっているうえに100%ロジック開示型なので、素材として独自のシステムに組み込んで利用することも可能となっている。

FX部門では、独自の論理によりトレンドの転換点を予測し、価格が大きく動きだす前に先手を打つCIT開発の売買システム『CaesarFX EUR/USD』が、318.9ptの利益を獲得して第1位となっている。同システムは、ロジックに組み込む指標が数個程度というシンプルでありながら、スイングトレード型としたことで、利益の最大化を目指しつつ、スプレッドやスリッページによる影響が少ないトレードシステムとなっている。

運用成績 先物月間ランキング(2010年11月1日~11月30日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 東大Master Nikkei 8 1 37.0 10 80.00
第2位 R5 アクティブ 8 6 33.0 16 50.00
第3位 R5 パッシブ 6 1 33.0 8 75.00

運用成績 FX月間ランキング(2010年11月1日~11月30日)

順位 システム名 損益(pt) トレード回数 勝率(%)
第1位 CaesarFX EUR/USD 5 4 318.9 9 55.56
第2位 CaesarFX USD/JPY 5 4 86.4 9 55.56
第3位 ドル円もん 3 1 13.4 4 75.00

(※勝率および取引回数には、引き分けも考慮されている)

なお、ひまわり証券で販売している売買システムの運用成績ランキング情報は、メールマガジンでも毎週配信している。

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