Notobiは11月1日(米国時間)、PhoneGapの最新版であるPhoneGap 0.9.2をリリースした。PhoneGapはクロスプラットフォーム・モバイルアプリケーションの開発フレームワーク。デベロッパはHTML+CSS+JavaScriptを用いて、iPhone/Android/BlackBerry/Symbian/Palmのネイティブアプリケーションを開発できる。各デバイスのモーションセンサやカメラ、GPSにはPhoneGapにて提供されているJavaScript APIをもちいて操作する。同ライブラリはThe "New" BSD LicenseおよびThe MIT Licenseのデュアルライセンスのもとで公開されているオープンソースソフトウェア。
PhoneGapでのスマートフォン別機能対応表 - PhoneGap Supported Featuresより抜粋 |
iPhoneやAndroidのネイティブアプリを開発するには通常Objective-CやJavaを習得する必要があるが、PhoneGapを利用すればまるでWebアプリケーションを実装するような感覚で各スマートフォンアプリを開発できる。各APIをもちいることで、Webアプリケーション以上の機能を持つネイティブアプリも開発可能だ。本稿では、このPhoneGapの使い方を簡単に紹介しよう。
- PhoneGapのデプロイ
- iPhone/Androidアプリケーションの作成
- 各APIの概要
- プラグイン「iOS Keychain Plugin for PhoneGap」の活用
なお、ここでの動作環境は次のとおり。
- OS: MacOS X 10.6.5
- iPhone SDK: 4.1
- Android SDK Tools: revision 7