インターワイヤードが運営するネットリサーチDIMSDRIVEは2日、「たばこ増税と値上げ」に関するアンケート調査結果を発表した。同調査は10月6日~21日の期間に実施し、20代以上のDIMSDRIVEモニター5,170人(禁煙中含む喫煙者は1,357人)から有効回答を得た。

喫煙者に対して、10月1日に実施されたたばこの値上げをきっかけに「禁煙」や「減煙」を行ったか、または行う予定はあるかと聞くと、値上げ前の「9月30日以前に禁煙 / 減煙を開始」した人は14.1%、値上げ後の「10月1日以降に禁煙 / 減煙を開始した」人は16.1%と、喫煙者の約3割が値上げをきっかけに禁煙や減煙を始めたと回答。また、38.7%が「今後禁煙 / 減煙を開始する予定」と答えた。

あなたは、今回の値上げによって、「禁煙」や「減煙」を行いましたか?(行う予定はありますか?) DIMSDRIVE調べ

喫煙者に、値上げ前の"まとめ買い"や、"吸う銘柄をスイッチ"したかどうかを尋ねたところ、「値上げ前にまとめ買いした」という人は半数以上の53.6%。一方、「価格の安い銘柄に買えた」という人はわずか3.5%に留まった。

まとめ買いをした人に何箱(カートン数ではない)買ったか質問してみると、最も多かった答えが「10箱未満」で17.3%。次いで「50~99箱」(16.0%)、「10~19箱」(15.7%)となった。また、「100~199箱」(13.1%)と「200箱以上」(7.4%)を合わせると、全体の2割以上が100箱以上購入していたことも判明。平均は72.8箱だった。

喫煙経験者に、"禁煙外来"の利用経験と興味の度合いを尋ねたところ、通院経験者は3.3%。「通院経験は無いが禁煙外来に興味がある人(かなり+少し)」は29.2%と3割弱となった。禁煙外来の効果について質問してみると、通院経験者では57.8%が「とても効果があった」と回答。「まあ効果があった」(28.1%)とを合わせると、85.9%が効果があったと感じていることが分かった。