Splashtop Inc.は、マイクロソフトの検索エンジンBingと提携したダウンロード版 Splashtop OS(beta)の提供を開始した。同社Webサイトで公開されている。なお、現状では、HP Pavilionなどいくつかの機種を対象としているが、同社では今後、さらに拡大していく予定。
Splashtop OSは、ノートブックやネットブックなどにおいて、Windowsを立ち上げることなく電源を入れると数秒で起動し、Webサイト閲覧やお気に入りのアプリケーションが利用できるソフトウェア。今回公開されたSplashtop OSでは、マイクロソフトの検索エンジン「Bing」と連携しており、起動するとすぐにBingのサーチボックスやWebコンテンツにアクセスできる。メールやFacebook、TwitterなどをWindowsを立ち上げることなく即座にチェック、必要な時にはワンタッチでWindowsを立ち上げるという便利な使い方も可能になる。
なお、今回のベータ版の公開においてスプラッシュトップCEO Mark Lee氏、Bingのジェネラル・マネージャー Jon Tinter氏からそれぞれ以下のようなコメントが発表されている。
スプラッシュトップCEO Mark Lee 氏
「当社は、ユーザーが欲しいと思うものを素早く入手することを実現するエキスパートです。瞬間起動プラットフォームはすでにOEMブランド供給を通じ、数多くのユーザーにサービスを提供していますが、ダウンロード版Splashtop OSにより、さらに拡大を目指します。また、マイクロソフト社と一緒にWeb検索に活気を取り戻させます。」
Bingのジェネラル・マネージャー Jon Tinter氏
「Bingが簡単に利用できる強力なツールを開発したスプラッシュトップ社と共にビジネスができることを喜んでいます。我々2社は、即時アクセスと検索中心のコンピューティング体験に対するヴィジョンを共有しています。Splashtop OSは、ユーザーがより情報に早くアクセスし、複雑な仕事をこなしたり、意志決定をするための情報を得る完璧なツールであり、それによりBingは自然に増加すると思う。」