先日、完全にリフレッシュが行われたMacBook Airがデビューしたことが話題になったが、今度のアップデートはいよいよMacBook Proの番ではないかといわれている。Three Guys and a PodcastのBlogは11月24日(米国時間)、新MacBook Proが来年2011年4月に発表されるのではないかという噂を紹介している。新バージョンでは既存のHDDや光学ディスクのスーパードライブを廃し、MacBook Air同様にSSDのみの搭載になる可能性があるという。
Three Guys and a Podcastによれば、Appleは2011年1月に新型iPad、4月にこの新型MacBook Pro (MBP)とFinal Cut Pro新版の発表を計画しているという。MBPアップデートでは最大512GBまで搭載可能なフラッシュメモリをストレージとし、光学ドライブやHDDなどの駆動系ドライブは選択オプションから取り外される可能性があるようだ。これはMacBook Air (MBA)でのHDD排除で好感触を得たAppleにとって突飛な行動ではなく、MBPもまた、MBAがたどった道をなぞる形で長らく続いてきた2スピンドルモデルから完全に脱出し、小型軽量で耐久性に優れたフラッシュメモリを全面採用する時代になったのかもしれない。
また同Blogでは、MBPに関するその他のアップデートについても触れている。例えば、Intelがプッシュする光接続インターフェイスのLight Peakを初めて採用するのが、この新型MBPになる可能性があるという。またTUAWなどは、ハイエンドモデルとしてUSB 3.0をサポートする可能性についても触れている。もっとも、Appleはハードウェアに関しては枯れた技術を採用する傾向が強いため、Light Peakを採用する可能性に関しては未知数だ。またUSB 3.0は可能性としては高いが、その場合にFirewireのインターフェイスとどのように整合性を取るのかが問題となる。また前述のFinal Cut Pro新版については、この時期に開催される映像系トレードショウのNABに合わせてのものだという。
このほかThree Guys and a Podcastでは、ラインナップに関して重要な記載を行っている。例えば新型MBA登場でその維持が怪しまれていたMBPの13インチモデルについては継続する可能性が高く、既存の製品ラインでも15インチモデルの一部についてはエントリーモデルとして継続する可能性があるという。この15インチの既存モデルの価格は1,799ドル程度となり、新型MBPについては1,999ドル以上の価格ラインになる見込みだという。