22日にリリースされたiOS 4.2はCoreMIDI APIを通じてMIDIを正式にサポートしている。iPad Camera Connection Kitを利用できるiPadでは、USB経由でMIDIキーボードやMIDIインターフェイスなど幅広いUSB MIDIデバイスを接続できるようになった。CoreMIDI対応アプリも少しずつ登場し始め、音楽分野におけるiPadの新たな可能性が開花しようとしている。
現時点で最も話題になっているCoreMIDI対応アプリは、照明制御アプリの「Luminair for iPad」だ。Line 6のMIDI Mobilizerに加えて、USB MIDIインターフェイスによるMIDIインプットを新たにサポートする。Synthe FXが公開している動画では、iPad Camera Connection Kit経由でLividのMIDIコントロールサーフェイス「Ohma64」を接続している。
ほかにもYonac Softwareのシンセサイザーアプリ「miniSynth PRO」がCoreMIDIに対応。またOne Red Dog Mediaのリズムマシンアプリ「Molten Drum Machine」はWi-FiまたはCamera Connection Kit経由 (USB)でMacと接続し、CoreMIDIネットワークを通じてシーケンスをリアルタイムで伝送できる。