KDDIは26日、OSにAndroid 2.1を採用したスマートフォンの最新機種「IS03」(シャープ製)の販売を開始した。都内では秋葉原と有楽町にある家電量販店で「IS03」解禁セレモニーが開催された。記者はヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店(東京都千代田区)のイベントを取材した。

セレモニーにはKDDI代表取締役執行役員専務の田中孝司氏とヨドバシカメラ代表取締役社長の藤沢昭和氏が登壇した。また、ゲストとしてSDN48のメンバーが招かれた。

田中専務ら登壇者がテープカットを行う様子

IS03はワンセグや赤外線通信、おサイフケータイなど従来の携帯電話に備わっていた機能が搭載されているスマートフォン。OSはAndroid 2.1を搭載し、マルチタッチ対応操作、Flash Lite 4.0などに対応する。

藤沢氏は「流行の最先端の端末を揃える秋葉原で、メーカーと一緒になって販売していきたい」とし、IS03の販売に関して自信をにじませた。田中専務は「発表から2カ月経ち、購入宣言してもらったユーザー数は27万件に達した。これはKDDI始まって以来の予約件数。感無量だ」と述べた。そして「社員一堂、これからもみんなで頑張っていきたい」と、出遅れたスマートフォン分野での巻き返しを誓った。

また、スペシャルゲスト応援コメントとして、SDN48のメンバーが「デビュー日が近いということで、親近感が沸く。これから一緒になって応援していきたい」とコメントした。

囲み取材で、田中専務は「日本人が好む機能が入っていることがヒットの要因。心配しているのは品切れで、いま相当な数を生産している」とコメントした。シャープでは現在、24時間体制で対応しているという。

「予約件数が予想を超えており、あたふたしている状態。いままで待ってくれていたユーザーのためにも、頑張って販売していきたい」と述べると、次のイベント会場である有楽町に向けて慌ただしく移動した。

IS03のレビュー記事はこちら

おサイフ・ワンセグ対応のauスマートフォン「IS03」を試す
第1回 外観と液晶周りをチェック
第2回 UIと日本語入力機能をチェック