関西を拠点に活動する吉本若手芸人のホームグラウンド・baseよしもとが、来年1月1日より現・大阪府立演芸資料館(=ワッハ上方)内にあるワッハホールに移転することになり25日、ジャルジャル、モンスターエンジンらがbaseよしもとで発表会見を行った。
来年1月から本拠地をワッハホールに移すジャルジャル、モンスターエンジン、スマイル、天竺鼠ら 拡大画像を見る |
baseよしもとは大阪・千日前のYES NAMBAビル地下1階にあり、新本拠地のワッハホールは同ビルの5階。座席数はbaseよしもとが233席、ワッハホールが307席と現在を上回るキャパシティの劇場で、さらなる動員アップを目指すという。baseよしもとでの公演は12月3日の「さよならbaseよしもと『LIVE ワラb 3Hスペシャル~baseでファイナル~』」をもって終了。以降、31日まではなんばグランド花月内にあるヨシモト∞ホール大阪で若手の公演を行う。
たむらけんじを司会に行われた会見には、発表の内容をまったく聞かされずに集められたというbase芸人19組が出席した。「朝早くから呼ばれて、何の記者会見かわからないんですけど…」といぶかるジャルジャル福徳らを、たむらが「怖いです。"クビ"級の重大なことです」と脅す中、サプライズで“移転”が発表されると、芸人たちは騒然。モンスターエンジン西森は「橋下知事がなくすって言うてましたやん!」と一時は移転縮小も検討されていたワッハ上方を巡る騒動を持ち出し、驚きを表していた。
来年からは名称も「baseよしもと」から新しい劇場名に変更になるが、今のところは「未定」とか。新劇場名のアイデアを聞かれた芸人たちは、西森が「西森劇場」、スマイルのウーイェイよしたかが「中村食堂」と自身の実家が経営する店の名前をそのまま提案するなど自己アピール合戦を展開。また、劇場を盛り上げるプランをたずねられるも、クロスバー直撃の渡邊が「芸人が飲み放題のドリンクバーを作って欲しい」と言い出すなど私利私欲に走る始末で、会見は収拾のつかない? 状態に。
そんな中、若手芸人が新劇場に移った後、現・baseよしもとの劇場がどのように利用されるかに話題が及ぶと、副業の焼肉店が好調のたむらが思わぬ野望を発表。「まだ何に使うか決まってないって聞いたんで、さっき劇場のスタッフに聞いたんですよね『ダクトどうなってんの?』『どこから煙出すん?』と。焼肉屋の4号店出してもいいかなと思って(笑)。"劇場焼肉"っておもしろいじゃないですか!」と新店舗の出店を目論む仰天プランを明かし、笑いを誘っていた。