Firefoxなどのブラウザを使うにあたって、ブックマークはなくてはかかせないものだ。しかし、長く使っているとブックマークも次第に貯まっていく。数十のレベルならば、1つ1つチェックしていくことも不可能ではない。しかし、数百ともなると、到底、手動でチェックするのも大変になる。年内にはFirefox 4.0のりリースも予定されている。その前に、リンクが切れてしまったブックマーク、重複しているブックマークなどを整理しておきたい。CheckPlacesは、そんな機能を持ったアドオンである。
CheckPlacesのインストール
まずは、インストールである。Firefoxのアドオンのページから、[Firefoxへ追加]をクリックする(図1)。
ソフトウェアのインストールダイアログが表示されるので、[今すぐインストール]をクリックする(図2)。アドオンのダウンロード、インストールが行われ、再起動を促される(図3)。
[Firefoxを再起動]をクリックし、Firefoxを再起動するとCheckPlacesが使用可能となる。
ブックマークをチェックしよう
[ブックマーク]メニューやスタータスバーにCheckPlacesのメニューやアイコンが追加される(図4)。
CheckPlacesを起動すると、図5となる。
図5 CheckPlacesの起動画面 |
図6 チェック中 |
[Check Ooption]タブが表示されているが、ここではチェックすべき内容を決めることができる。「Check duplicate」では重複を、「Check empty folder」では空のフォルダを、「Check page exit」ではリンク先があるかをチェックする。リンク先のチェックでは、タイムアウトなどのパラメータも設定可能である。「Check Places database」では、SQLiteデータベースによって作成されたブックマークと履歴をチェックする(Compact databeseはそれが最適化されたものだ)。普段、使っていないのであれば、チェックを外してもよいだろう。図5で[Check]をクリックするとチェックが始まる(図6)。
実行結果は図7のようになる。
[Failed]タブでは、リンク切れや表示のできないブックマークが表示される(あわせて理由なども表示される)。[Empty folders]では空のフォルダが表示される(図8)。
[Duplicate]タブでは、重複するブックマークがわかる。
これらのブックマークやは、いずれの[Delete]ボタンなどで直接削除で可能である。
チェックするブックマークを除外する
図9の[Duplicate]ボックスには、ブックマークの名前が表示されている。ここで、[Exclude]をクリックするとチェック対象から外すことができる。`ここでは、下にある「トップページ」のついたブックマークをチェックから除外してみた。それを確認するには、図5で[What to check]タブを表示する(図10)。
図10 [What to check]タブ |
ここで[Show exclude items]をクリックする。トップページのついたブックマークが除外されていることがわかる(図11)。
図11 除外されたブックマーク |
[Include]、[Include all]で除外を解除できる。さらに[What to check]タブでは、フォルダ単位で、チェックをする・しないを選択できる。特定のフォルダをチャックしないようにするには、[Select folders to exclude]にチェックを入れ、[Select folders]をクリックする。ブックマークのフォルダ一覧が表示されるので、除外するフォルダを選択する(図12)。
図12 除外するフォルダの選択 |
未整理のブックマークフォルダなどは、とりあえずブックマークを保存することが多い、チェックの対象から外すことで、CheckPlacesのチェック作業を効率化できるであろう。また、使用しなくなって久しいブックマークなども意外に多く、リンク切れになっていることも少なくない。Firefox 4.0の準備をかねて、ブックマークも整理しておきたいものだ。