東京スター銀行は24日、30~40代の男女を対象に実施した「保険の見直しに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、11月4日~5日の期間にインターネット上で行われ、保険加入者で子供を持つ30~40代の男女1,032名から有効回答を得た。
まず、現在加入の保険について将来見直し意向の有無を尋ねたところ、「ぜひ見直したい」(8.3%)と「やや見直したい」(56.4%)を合わせ、全体の64.7%が「見直したい」と回答。一方、すでに保険を「見直したことがある」人は57.8%と6割近くを占めたほか、「見直し経験有」の人で「(さらに)見直したい」と答えた人は64.8%となった。
月々の保険料支払い総額を聞くと、最も多かった回答は「1万円~2万円未満」(26.1%)となり、「4万円以上」を支払っている家庭も23.9%と2番目に多い結果に。また、保障内容の理解度については、「特約の内容など詳細まで把握している」と答えた人は16.1%にとどまり、「おおまかな概要しか把握していない+全く把握していない」(40.8%)と「基本的な内容は把握しているものの特約までは把握していない」(43.1%)とを合わせると、8割以上(83.9%)が詳細まで把握していないことが明らかになった。
保険に対する不満や不安については、1位「保険料をもっと安くしたい」(58.5%)、2位「必要な保障がきちんとカバーされているかどうか不安」(36.4%)、3位「自分ではカバーされていると思っている保障範囲が、本当は範囲外かもしれない」(26.7%)との順になり、多くの人が保険に対して漠然とした不安を抱えている現状が浮き彫りになった。
保険の見直しによる浮いたお金の使い道を聞いたところ、7割以上(72.0%)が「子どもの教育資金など、将来のために貯蓄する」と答えたほか、具体的にどのような金融商品で貯蓄したいかとの質問では、8割近く(77.3%)が普通預金・定期預金・積立預金などの「円預金」と回答。また、貯蓄について相談したい金融機関として65.5%が「銀行」を挙げた。