ランダムなパスワード作成するOperaウィジェットのひとつ。「Passord Generator」 |
Webサービスなどに会員登録する際に欠かせないのがパスワードだ。覚えやすさの点から同じパスワードを重複して使っている人も多いかもしれないが、サービスごとにパスワードを変えたほうが安全だ。Webサービスには、オンラインバンキングやオンラインショッピングなどお金と直結するサービスも増加している。複雑であればあるほど、パスワードは破られにくい。とは言え、毎回パスワードを考えるのも難しいだろう。そんな時に役立つOperaウィジェットなどを紹介してみよう。
注意:本稿では、Operaウィジェットのインストールを行っていますが、ソフトウェアの利用は使用者の責任で行ってください。
ランダムにパスワードを生成
Operaウィジェットには、複数のパスワード生成を行うウィジェットがある。ここでは、「Random Password Generator」と「Passord Generator」を紹介しよう。インストールは、各サイトで[インストール]ボタンをクリックするという簡単なものだ。
「Random Password Generator」は、ランダムなパスワードを一度に複数生成できるウィジェット。「Password length」で文字数を設定し、「Number of passwords」では必要なパスワードの数を設定しよう(図1)。その下のチェックボックスではパスワードに用いる文字の種類を選択できる。大文字や記号を使ったパスワードの生成が可能。[Generate Password(s)]ボタンをクリックすれば、ランダムにパスワードが生成され表示される(図2)。生成されたパスワードはコピー&ペーストができる。
図1 「Random Password Generator」で、パスワードの文字数と必要数を入力しよう |
図2 [Generate Password(s)]ボタンをクリックするとパスワードが表示される |
「Passord Generator」は、シンプルなパスワード生成ウィジェット。「Length」でパスワードの文字数を設定したら、[Generer]ボタンをクリックしよう(図3)。すると、英小文字と数字によるパスワードがランダムに生成される。[Generer]ボタンをクリックするごとに、表示されるパスワードは変化する。生成されたパスワードはコピー&ペーストが可能。
図3 「Passord Generator」では、文字数を設定して[Generer]ボタンをクリックし、パスワードを生成する |
今回インストールしたウィジェットをアンインストールする場合は、Operaのメニューで[ウィジェット]から[ウィジェットの設定]を選択する(図4)。サイドバーに表示されるウィジェット名を右クリックし、メニューから[アンインストール]をクリックすれば、アンインストールが行なわれる(図5)。
さて、これらのウィジェットでパスワードを生成した後に管理するには、どうすればよいだろうか。先述したようにWebサービスは数多く存在するし、魅力的なサービスも多い。それぞれに異なるパスワードを管理するにはどうすればよいだろうか。ひとつおすすめしたいのがオープンソースの「KeePass Password Safe」だ。Keepassではマスターキーだけ覚えておけば、あまたのパスワードを一括で管理することが可能になる(図6)。ウィジェットで作成した大量の手堅いパスワードもKeepassで管理しておくというのも合わせ技として使えるだろう。KeePass Password Safeについては、筆者が以前紹介しているので参考にしていただければと思う。