ランサーリンクは24日、モバイルHDプロジェクター「Fine mini860」を発表した。発売は11月30日。価格は4万9,800円。

Fine mini860は、DLP方式を採用したモバイルプロジェクター。光源にはLEDが使用されている。本体サイズは112(W)×45(H)×110(D)mmで、質量は0.5kg。

DLPチップを採用したモバイルHDプロジェクター「Fine mini860」

最近のモバイルプロジェクターでは、コストや入手性などの面などから、汎用チップが存在するLCOS方式が採用されるケースが多い。同社が、Fine mini860にTi社のみが製造するDLPチップを採用したのは、おもに明るさを確保するためとのこと。一般的なLCOSを採用したモバイルプロジェクターが30~50ルーメン程度の明るさであるのに対して、Fine mini860は100ルーメンの明るさを持っており、通常の打ち合わせの際などにも、とくに部屋を暗くせずに利用可能だ。また、ファンレス設計のため、使用者のすぐそばに設置しても、騒音などが邪魔になることはない。

入力端子は、HDMI/VGA/ビデオの3系統に加え、本体背面にUSBポートとSDメモリーカードスロットを装備する。また、Fine mini860は、ビジネス向きのデータプロジェクターとしてだけでなく、ゲームや映画などにも利用可能なモデルとして作られており、HDMI端子は、HDCPにも対応、DVDやBDなどのタイトルを再生することも可能だ。入力可能な信号は、最高で1920×1080Pまで、アスペクト比は4:3と16:9を選択可能だ。コントラスト比は2000:1。なお、使用されているDLPチップの種類は公開されていないが、チップ自体の解像度は858×600となっている。投射距離は0.5m~5mで、スクリーンサイズは15~60インチ。自動台形補正機能も搭載する。