「フレクトリック ドラムス(ふれあいどらむ)」

全音楽譜出版は、インタラクティブアート/インタラクションデザイナーである芸術工学博士の馬場哲晃氏が2004年から制作を開始した、スキンシップで楽器演奏が可能になる新感覚電子楽器「フレクトリック ドラムス(ふれあいどらむ)」を発売すると発表した。プラスティック製の全音モデルは2010年12月6日発売で価格は1万2,600円、木製モデルは2011年1月発売予定で価格は5万円前後。

同製品では、コミュニケーション手段の中で最も原始的で直接的、強力なものであるといえる「スキンシップ」をデジタル技術を利用して再現。高度に発達したICT社会における科学技術がもたらす「豊かさ」の再考を目指すという。ラインナップは、オリジナルモデルを踏襲したこだわりの木製モデル(MIDI OUT機能搭載)と、新規にリデザインされたプラスチック製モデルの全2機種となっている。プラスチック製モデルでは、価格を押さえた楽譜とセットで楽曲演奏モードが楽しめる等の機能を搭載。いずれのモデルも乾電池動作対応。なお、本製品は、人と人とが触れ合って通電することにより音が鳴るが、一般的な体脂肪計で流れる電流よりもさらに微弱な電流のため、人体にまったく影響はないとのこと。YouTubeにて製品の紹介動画を視聴することができる。

「フレクトリック ドラムス(ふれあいどらむ)」は、自分以外の人の手を肌に触れることで、色々な音を鳴らすことができる新発想・新感覚の電子楽器。画像は木製モデル