サクソバンクFXは12月6日から、個別株CFDなどのCFD取扱い銘柄を追加するとともに、2011年1月1日に施行されるCFD証拠金規制に対応するため、証拠金などの取引ルールを変更すると発表した。
今回追加されるCFD取扱い銘柄は、個別株CFDやETF(上場投信)を原資産としたCFD。これにより、同社のCFD関係の取引口座および取扱い銘柄は、株価指数CFDが約250銘柄(株価指数や株価指数ETFが原資産)、個別株CFDが約7,200銘柄(個別の株式が原資産)、バラエティCFDが約100銘柄(株価指数、個別株以外を対象としたETFが原資産)、商品CFDが約20銘柄(商品先物が原資産)となり、合計7,500以上の銘柄が取引対象となる。
あわせて同社は、2011年1月1日に施行されるCFD証拠金規制に伴い、個人投資家を対象とした取引ルールの変更を12月6日から実施。必要証拠金率については、株価指数CFD取引の必要証拠金率を10%(最大レバレッジ10倍)に、貴金属証拠金取引の必要証拠金率を5%(同20倍)に変更する。また、証券CFDおよび商品CFDのロスカット実行水準についても100%に変更。なお、商品CFDは従前通り10%(最大レバレッジ10倍)で取引ができる。
証拠金計算方法については、現在同社が採用している決済通貨ごとのネット持高を計算して証拠金を算出する方式(バンク・オブ・イングランド方式)が認められなくなるため、ネッティングを行わず商品ごとに証拠金を計算する方式に変更する。
また同社では、約定日時が古い建玉から順次決済していくFIFO(ファーストイン・ファーストアウト=先入れ先出し法)を採用しているが、既存建玉を指定して決済注文を関連付けることもできる。これを関連注文といい、イフダンやイフダンOCOによる2次注文も含まれている。現状ではこの関連注文の期限はGTC(無期限)などいくつかが選択可能だが、変更後は当日限り有効となる。