"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは「夫の料理」。夫婦円満度と夫の料理の関係は? 夫の料理についての妻の本音って?
今回紹介するのは、ハウス食品が11月22日の『いい夫婦の日』にあわせて行った「夫婦関係と夫の料理」に関するアンケート調査。8月24、25の両日、20~40代の既婚女性500人を対象にインターネット調査した。
「夫婦円満度は何点ですか?」と聞いたところ、平均は「77.5点」。年代別では20代が「80.4点」、30代が「80.7点」だったのに対し、40代では「71.2点」と低めだった。「普段、夫に言われてもっともうれしい言葉」については「ありがとう」(43%)がトップに。2位は「(料理が)おいしいね」(13%)、3位が「かわいいね」(10%)だった。
次に夫の料理について。まずはその頻度だが、5人に1人(21%)が「(夫は)週に1回以上料理をする」と答えている。「パスタ」、「カレー」、「ハンバーグ」のほか、「ビーフシチュー」などの洋食メニューを作る夫が多かったそうだ。興味深いのは夫の料理と夫婦円満度の関係。「(夫が)週に1回以上料理をする」とした妻が答えた夫婦円満度の平均は「83.7点」。全体の平均よりも約6ポイント上回っている。
夫の料理についての妻の本音も知りたいところ。同調査結果によると8割(77%)の妻が「夫は料理上手」と考えており、9割(89%)の妻が「夫の料理が好きだ」と考えていることが分かった。夫の料理が好きな理由を聞いたところ、「疲れている時、めげている時に作ってくれるその気持ちが嬉しい」(42歳)、「手間をかけて、愛情がこもっている感じがするから」(41歳)など、妻への"思いやりの気持ち"をあげる意見が多かったという。ちなみに「夫の料理がイマイチだったとき」には57%が「素直に伝える」としており、「おいしいと言う」が19%、「黙って食べる」が17%だった。
では、妻はどんなときに夫の料理を期待するのだろうか? 圧倒的に多かったのは「自分の体調が悪いとき」の72%。ほかでは「自分がリクエストしたとき」(29%)、「(誕生日・記念日など)特別な日」(25%)で、4人に1人は"特別な日"に夫に料理してほしいと考えているようだ。世の男性陣は参考にしてみてはいかがだろう?