富国生命保険はこのほど、大阪・梅田エリアにおいて建設を進めてきた『大阪富国生命ビル』を、2010年12月9日に開業すると発表した。
新たに誕生する「大阪富国生命ビル」は、地下4階、地上28階、高さ約132メートルの超高層ビル。所在地は、JR大阪駅、阪急梅田駅、阪神梅田駅、地下鉄各駅を徒歩圏とした梅田の中心部に位置しており、梅田エリアにおいて主要な歩行者空間となっている地下街ネットワーク「ホワイティうめだ」と直結している。
当ビルの地下2階から地上4階には「フコク生命(いのち)の森」と称する6層吹き抜けのアトリウム空間を設け、大阪駅周辺に不足している重要な都市機能である「待ち合わせスポット」を、地域に開放。回遊性の高い梅田地下街ネットワークの中心部において、「待ち合わせや憩いの場として利用してもらうことを企図している」(富国生命)。
アトリウムや外観などのデザインには、魅力的な都市景観を創出することを目的に、国際的に活躍する気鋭のフランス人建築家、ドミニク・ペロー氏を起用。外装材のガラスカーテンウォールをランダムに配置した低層部から、せり上がっていくビルの表情は、天空へ伸びる森の「大樹」をイメージしたものとなっており、「地域のさらなる発展への思いを込めた」(同社)ものとなっている。