明治安田生命保険はこのほど、11月22日の「いい夫婦の日」を前に実施した、夫婦をテーマとしたアンケート調査の結果を公表した。これによると、へそくりを持っている人の平均額は、夫が「34万8,244円」なのに対し、妻は「98万6,291円」で、へそくりの"夫婦格差"は3倍となっていることが分かった。

調査は、全国の20~59歳の既婚男女を対象に、2010年10月15日~17日に、インターネット調査で実施。1,084人から有効回答を得た。

これによると、「配偶者からの愛情を感じているか」との質問には、81.8%の人が「愛情を感じている」と回答。「夫婦関係は円満かどうか」との質問には、83.8%の人が「夫婦円満である」と回答し、「約8割の夫婦が"スイート"な関係であることが分かった」(明治安田生命)。

「夫婦円満のために必要なことは」(複数回答)との問いには、最も多かったのが「よく会話する」で78.5%、次いで「感謝の気持ちを忘れない」(72.2%)、「相手を尊重・信頼する」(64.9%)が続いた。お金のかかる「結婚記念日・誕生日などにプレゼントをする」は18.5%、「一緒に食事に行く」は25.6%で、夫婦円満の秘訣は、お金をかける事よりも、コミュニケーションが大切であることが判明した。

夫婦円満に必要なことは(複数回答)

また、夫婦とお金についての質問では、夫婦の「へそくり」(配偶者に内緒にしている資産)について、全体の45.3%がへそくりを持っていると回答。へそくりを持っている人の平均額は、夫が「34万8,244円」なのに対し、妻は「98万6,291円」で、へそくりの夫婦格差は3倍となっていることが分かった。

明治安田生命によると、調査開始の2006年の水準から、夫は約2割減少する一方、妻は3割以上増加。「不透明な将来に備え、家計の支えにと妻がしっかり貯め込んでいる!?」(明治安田生命)。

へそくり金額の推移

夫婦のおこづかいについては、昨年は3割減だった妻のおこづかいの平均額が、今年は約3,000円増加し「2万4,002円」だったのに対し、夫は昨年から約1,400円減少し、「3万3,833円」となった。

「理想の夫婦」については、「三浦友和・山口百恵」夫妻が5年連続で1位に。「調査開始以来、過去最高の支持率」(明治安田生命)となった。2位は「木梨憲武・安田成美」夫妻、3位は「江口洋介・森高千里」夫妻。大病を2人で乗り越えた「桑田佳祐・原由子」夫妻が昨年からランクアップで4位となった。

「三浦友和・山口百恵」夫妻を選んだ人の割合