サイバーリンクは、同社の動画編集ソフト「PowerDirector」シリーズ最新版となる「PowerDirector 9」を発売。ダウンロード版は18日より上位版の「PowerDirector 9 Ultra 64」を価格11,800円、「PowerDirector 9 Deluxe」は価格9,200円で販売する。パッケージ版も後日販売される予定。対応OSは、Windows XP / Vista / 7、「PowerDirector 9 Ultra 64」では64ビットOSにネイティブ対応する。
製品は、一般ユーザーでも動画編集を楽しめるように作成動画時間を設定するだけで自動カット編集できる「Magic Cut」、テーマに沿ったテンプレートで自動ビデオ編集する「Magic Style」、ビデオの長さに応じて音楽を自動編集する「Magic Music」、選択した写真で簡単にフォトムービーを作成する「Magic Motion」など便利な"マジックツール"なども搭載する動画編集ソフト。10万以上の膨大なエフェクトやテンプレート、PowerDirectorのチュートリアル素材なども無料で同社のオンラインコミュニティ「DirectorZone.com」からダウンロードできるなど、特徴ある仕組みも搭載されている。本格的な編集機能も搭載しており、最大100まで拡張できるトラックタイムライン、オーディオトラックでのきめ細かい編集ができる。
新バージョンでは、コンシューマーHDビデオ編集ソフトでは世界初になるという64ビットOSネイティブ対応や、編集処理スピードが向上する同社新技術「True Velocity」の搭載など、CPUやGPGPU、メモリを最大限活用できるビデオ編集ソフトへとバージョンアップした。「PowerDirector 9 Ultra 64」と64ビットOSの組み合わせでは、たとえば、64bit版のWindows 7との組み合わせでは最大192GBまでメモリを拡張できるため、ユーザーは複数のHDビデオの高速・効率的な処理など、ハードウェアを思う存分活かした映像編集が可能になる。
同社のCEOアリス・チャン氏は、今回の「PowerDirector 9」の発売に関し、以下のようなコメントを発表している。
「私たちはこの度『PowerDirector 9』の開発にあたり、ビデオ編集における速さ、パワー、創造性、共有の 4 つに重点を置きました。最新の『TrueVelocity』とこれまでの先進的な技術により、コンシューマーによるビデオ編集が劇的に変化します。」