NTT東日本は11月17日、フレッツ光回線の無線LANを使って通信を行うAndroid端末「光iフレーム」と同端末で使うアプリマーケット「フレッツ・マーケット」を発表した。11月25日より提供を開始する。
光iフレームは、ニュースや天気、レシピ、電子チラシなどの生活情報を受信、閲覧できるタブレット端末。アプリなどのコンテンツを専用のアプリマーケット「フレッツ・マーケット」からダウンロードして利用する点が特徴だ。Androidマーケットの利用には対応していない。フレッツ・マーケットに提供されるアプリは、11月下旬までに35個。来年3月までには、50個が提供される予定。
利用料金は端末のレンタル料とフレッツ・マーケットの利用料を合わせて月額525円。サービス開始に合わせて月額利用料が6カ月間無料になるキャンペーンを実施する。
サービス開始時に投入される光iフレーム端末は「WDPF-701ME」と「WDPF-701SE」の2機種。WDPF-701MEは指で操作する静電式のタッチパネル、WDPF-701SEはタッチペンで操作する感圧式のタッチパネルを搭載する。画面サイズはともに7インチである。
現時点で搭載しているOSはAndroid 2.1。OSは順次アップデートを行う予定とのこと。アプリの利用のほか、Webブラウジングや音楽の再生ができ、フォトフレームとしての利用も可能。
光iフレームの発表会で同社取締役の井上福造氏は、製品の特長として、「個人向け端末ではなく、家庭向けの端末」「日常生活に役立つアプリとサービスを配信」「主婦やシニアなどのPCをあまり使わない層をターゲットにする」という3つを挙げた。その上で、キャンペーンや月額利用料の面で使用のハードルは低くしているとし、「まず使ってみてほしい」と述べた。
続いて 同社ブロードバンドサービス部 アライアンス推進担当 担当課長の相原朋子氏がサービスの説明を行った。相原氏は、ネットショップと会員、自治体と住民といった、情報配信者と情報利用者を結びつけるサービスがコンセプトであると説明。サービスの特長として、オープンソースであるAndroidを採用することでコンテンツ事業者の参入障壁を低くしている点を挙げ、さらに端末の仕様を公開し、他社の端末開発も促進すると述べた。