ひまわり証券はこのほど、同社が販売しているシステムトレード用売買システムについて、週間運用成績(2010年11月8日~11月13日)のランキングを発表した。

同社では、システムトレード用売買システムとして、25本の先物対応システムと10本のFX対応システムを販売。また、同社のシステムトレードツールで使用可能な他社販売の売買システム2本を含めた先物・FX双方のシステムについて、それぞれ「週間ランキング」「月間ランキング」「年間ランキング」を公開している。

11月第2週(11月8日~11月13日)は、NYダウ平均株価が2年2カ月ぶりの高値を連日更新していたこともあり、目先の利益を確定する動きが目立った。また、欧州の財政不安や中国の金融引き締め観測を背景に、投資家心理は悪化しており、運用リスクを回避しようという動きが優勢となっている。なお、外国為替市場では、米長期金利の上昇を受け、日米金利差が拡大するとの思惑から米ドルを買い戻す動きが強まっている。

そうした中で発表された週間運用ランキングでは、先物部門において、トレード直前の海外指標とテクニカル指標の組み合わせにより売買シグナルを出すというデイトレシステムの「Bアップ50」が、ランキング1位を獲得した。同システムは、早めのロスカット設定で勝率を幾分犠牲にしながらも、小さく負けて大きく勝つというコンセプトのもと、6万円の利益を上げた。

FX部門では、独自の論理によりトレンドの転換点を予測し、価格が大きく動きだす前に先手を打つというCIT開発の売買システム「CaesarFX EUR/USD」が、153.4ptの利益を上げ、ランキング1位を獲得。同システムのロジックに組み込む指標は、数個程度とシンプルでありながら、スイングトレード型としたことで利益の最大化を目指しつつ、スプレッドやスリッページによる影響が少ないトレードシステムとなっている。

運用成績 先物週間ランキング(2010年11月8日~11月13日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 Bアップ50 3 2 6.0 5 60.0
第1位 東大Master Topix 1 0 6.0 1 100.0
第3位 Lグレード ドラゴ 2 2 3.5 4 50.0

運用成績 FX週間ランキング(2010年11月8日~11月13日)

順位 システム名 損益(pt) トレード回数 勝率(%)
第1位 CaesarFX EUR/USD 2 0 153.4 2 100.0
第2位 FX∞ GBPJPY 2 0 129.2 2 100.0
第3位 CaesarFX GBP/USD 2 0 94.6 2 100.0

10位までの運用成績 先物週次ランキング

10位までの運用成績 FX週次ランキング

※勝率および取引回数には、引き分けも考慮されている。

なお、ひまわり証券で販売している売買システムの運用成績ランキング情報は、メールマガジンでも毎週配信している。

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