"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは同窓会。今度の年末年始は帰省先で同窓会……という人も多いのでは。世の主婦たちは久しぶりに会った友人にどう思われたいものなのか? その日のためにどんな準備をしているのだろうか?
今回紹介するのは、リビングくらしHOW研究所が行った「同窓会消費」に関するアンケート調査。今年5月、リビング新聞のウェブサイト「えるこみ」でWEB調査を行った。全国の既婚女性999人から有効回答があった。
まずは妻たちが同窓会にかける思いから。「今、同窓会に出るとしたら、どんな気持ちが大きいか」を複数回答で聞いたところ、もっとも多かったのは「若いと思われたい」(52.4%)。同じ年齢の男女が集まる場だからこそ、"見かけ年齢"が競われるものなのかもしれない。2位、3位には「幸せだと思われたい」(39.5%)と「美しいと思われたい」(35.7%)が入った。
若くて幸せそうで、美しい……。そんな麗しい女性を"演出"するために妻たちはどんな準備をするのだろう?「今、同窓会に出るとした場合にすること」を聞いたところ(複数回答/上位5位)、もっとも多かったのは「美容院に行く」(38.0%)。次いで「ダイエット」(26%)、「ネイル、ハンド、フットのケア」(22.3%)と続いた。ちなみに「何もしない」という女性は23.2%だった。
若さを演出するには、ファッションだって重要な要素なはず。「今、同窓会があったとした場合に買うもの」について、上位5位を答えてもらったところ、もっとも多くの女性が挙げたのは「洋服」(60.3%)で、あとは「靴」(24.6%)、「アクセサリー宝飾品など小物」(17.7%)と続いた。「何も買わない」は21.7%にとどまっている。つまり同窓会に出席する妻の2人に1人は"同窓会用"の服を購入し、4人に1人は靴を新調するということだ。世の女性たちの同窓会にかけるお金と努力はかなりのものといえるかも……。