11月12日より販売を開始した、ソフトバンクモバイルのHTC製のスマートフォン「HTC Desire HD(001HT)」。001HTの仕様や操作感を豊富な写真ともに紹介する。
本体の表面と裏面。画面は約4.3インチのWVGA(800×480ドット)、65,536色のTFT液晶を搭載する |
本体の下部にはタッチセンサーを搭載する。タッチセンサーは左から「ホーム」「menu」「戻る」「検索」となっている |
本体の左側面には「+-」キーを搭載し、001HTの型番表記も左側面にある。右側面にはキーやジャック類などは搭載されていない |
本体上部には電源キー、下部にはmicroUSB端子と3.5mmイヤホンジャックが搭載されている |
本体サイズは約68(W)×123(H)×11.8(D)mmで質量は約164g。ディスプレイサイズは約4.3インチとなっており、タブレット端末とまではいかないがスマートフォンとしてはぎりぎりの大きさと言ってもよいほどのサイズ感が特徴。手や指が大きなユーザーには操作しやすいサイズではないだろうか。
前モデルのHTC Desire(X06HT)と比較すると001HTが随分大きく見えるが、厚さはむしろ薄くなっている。001HTの背面はX06HTよりも丸みを帯びているため、持った際もX06HTに比べ薄く感じる。また、001HTで使われていた電池パックは1230mAhとなっており、X06HTの1400mAhより少なく、電池パック自体のサイズもやや小さい。
本体側面のカバーを外すと電池パックの取り外しができ、本体下部のカバーを外すことでmicroSDカードとUSIMカードの取り外しが行える。microSDカードは8GBのmicroSDHCカードが同梱する予定で、最大32GBまで対応する。
内蔵カメラは約800万画素のCMOSカメラとなっており、X06HTの約500万画素に比べ向上している。画素数だけでなくHD動画の撮影にも対応したのも特徴。動画撮影時のメニューにおいて解像度の設定を「HD 720P(1280×720)」に選択することでHD動画の撮影ができる。また、2つのLEDを搭載したデュアルLEDフラッシュもカメラ横に内蔵されており、X06HTよりさらに明るく撮影できるようになった。このLEDフラッシュの明るさは3段階あり、懐中電灯アプリを利用した際に手動で3段階の変更ができる。
Androidのバージョンは出荷時の段階で2.2(Froyo)となっており、X06HT/X06HTIIのように購入後に2.2へのバージョンアップをする必要はない。今回新たに搭載された「HTC Hub」はウィジェットや壁紙、シーン、スキン、サウンドセット、着信音、アラーム音、通知音が豊富に用意されており、好みに合わせた設定が可能となっている。HTC Hubのアプリケーションを立ち上げ、好みのコンテンツをダウンロードして端末内で設定するといった具合に利用する。
また、スマートフォンとしては国内初の「ドルビーモバイル」を搭載しているのも特徴。音楽再生や動画視聴に対応しており、臨場感のある高音質で楽しむことができる。プレーヤーに表示されるアイコンをタップするだけで、ステレオ、SRS、ドルビーの切り替えが簡単にできる。
そのほか、CPUに1GHzの「Snapdragon」を搭載し、内蔵メモリはROM 1.5GB、RAM 768MB。通信方式はW-CDMA(国内/海外)とGSMの850/900/1800/1900MHz(海外)に対応し、連続待受時間は約401時間(3G)/約384時間(GSM)、連続通話時間は約320分(3G)/約371分(GSM)となっている。このほかBluetoothのVer.2.1+EDR、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、GPSを搭載し、Flash Player 10.1に対応。
また、ソフトバンクのサービス面においては「SoftBankメール」のアプリケーションをインストールすることでS!メール(MMS)の利用が可能。世界対応ケータイ、3Gハイスピード(7.2Mbps)にも対応する。本体のカラーバリエーションはダークブラウンの1色展開となる。
(2106bpm/K-MAX)