AppleとOracleは12日付けで、OpenJDKコミュニティにAppleが参加し、OpenJDK project for Mac OS Xをスタートすることを発表した。これにより、AppleのJavaテクノロジーをオープンソース開発者が利用できるようになる。またあわせて、現行バージョンおよび次期バージョン用のJava SE 6が今後もAppleから提供されることが確認された。
OpenJDK project for Mac OS Xでは、32ビットおよび64ビットHotSpotベースのJava仮想マシン、クラスライブラリ、ネットワーキングスタック、新しいグラフィカルクライアントのためのファウンデーションといった、Mac OS XにJava SE 7を実装するために必要なほとんどの主要コンポーネント、ツールおよびテクノロジーがAppleから提供される。
また、現行のMac OS X v10.6 Snow Leopard用および次期リリースとなるMac OS X Lion用のJava SE 6を今後もAppleが提供することが確認された。Java SE 7および以降のJavaは、Oracleから提供されることになる。
Mac OS XにおけるJavaについては、10月21日に開発者ページにおいて、Mac OS X向けのJavaアップデートが「Java for Mac OS X 10.6 Update 3」をもって終了し、以後はAppleによるJavaランタイムのポーティングが行われないとアナウンスされていた。