11月20日公開の映画『ゲゲゲの女房』"おふたり"試写会が11日、東京・新宿武蔵野館で行われ、主演の吹石一恵、鈴木卓爾監督がトークショーに出席。会場には夫婦や恋人などの"おふたり"が招待され、熱心にふたりの話に耳を傾けていた。

映画『ゲゲゲの女房』"おふたり"試写会に出席した吹石一恵 拡大画像を見る

大好評のうちに終了したNHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』に続いて公開される映画版の本作。漫画家・水木しげるの妻・武良布枝が2人の生活を綴った自伝エッセイをもとに、ぎこちなく始まった結婚から夫婦になるまでの歩みを丁寧に紡ぎ上げている。

吹石は、本作のオファーを受けたときの気持ちを「これをやれるんだという思いと、きちんと務められるのかという思いと半々でしたね。布枝さんは素敵な女性ですが、わたしには似ていません。わたしだったら"話が違う"と最初から家を飛び出すと思います(笑)」とぶっちゃけて笑わせた。そして結婚観についても「まだ夢のように運命の人を信じているんですよね。だから婚活で焦ってというのはないです。だから婚期はまだかな。芸能の世界では充溢した人生をひとりで送ってる人も多いですから」と冷静に話していた。

一方、鈴木監督は「皆さんがこの映画をどのように観ていただけるのか、ドキドキ怖いですが、まるで部屋の片隅から妖怪が覗き込むようにふたりを観ていただけたら」とアピールしていた。