富士フイルムは11日、再生画像の切り替えや起動時間が従来モデルよりも2倍以上高速化したデジタルフォトフレーム「DP-S7V」を20日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は1万円前後。

「DP-S7V」

同製品は、再生画像の切り替え速度が従来モデル比2倍となる約1秒、電源を入れてから画像を表示するまでの起動時間も従来より3倍スピードアップし、快適な操作性を実現したというデジタルフォトフレーム。液晶は、LEDバックライトを搭載したSVGA(800×600ピクセル)の高精細7型ディスプレイを採用。約50%の省電力化を実現したエコ設計となっている。

また、同社デジタルフォトフレームでは初めてハイビジョン動画ファイルの再生に対応。MP3 / WAV(LPCM)形式の音声フォーマットにも対応し、音声付き動画再生やBGM付きスライドショー再生も行える。画像データをあらかじめフォルダ分けした状態でパソコンから読み込んだ場合、指定したフォルダの映像のみを再生する新機能「フォルダ再生機能」も搭載。

ウッドフレームを取り外すとブラックフレームとなり、飾る空間の雰囲気に合わせてスタイルを選ぶことができる。512MBのメモリーを内蔵するほか、xDピクチャーカード / MMC / SD・SDHC / メモリースティックに対応するカードスロットを搭載。USB端子も装備され、プリンターへの直接接続で画像を印刷できる「PictBridge(ピクトブリッジ)」や、USBメモリーを利用することもできる。

スライドショー再生のエフェクトは12種類で、カレンダー表示や時計表示、タイマー設定も可能。ウッドフレームなしのサイズと質量は、約188.8(W)mm×153.5(H)mm×26.9(D)mm(突起部含まず)、約355g。ウッドフレームを装着した場合は、約238.2(W)mm×202.9(H)mm×39.7(D)mm(突起部含まず)、約692g。