NECは、企業の顧客サービス/業務用端末として、クラウドコミュニケーター「LifeTouch」(ライフタッチ)を商品化する。第1弾となる商品は、7インチ液晶ディスプレイを搭載し、Android2.1を採用したタブレット型の端末で、11月末より企業向けに出荷を開始する。
「LifeTouch」は、PCと携帯電話の中間に位置し、表現力とモビリティを兼ね備えた新端末。同社では、IT投資の平準化やシステムのTCO削減ニーズが高まる中で、企業のクラウドコンピューティングへの高まりに対応し、顧客向けサービスや業務の効率化に対して最適なユーザーインタフェースを提供するとし、本端末を同社のクラウドサービス基盤と共に提供することで企業のサービスをトータルで支援するとしており、今後も「LifeTouch」のラインナップ強化を図るとしている。
今回商品化された新端末の想定利用シーン例としては、電子書籍、ホームサービス、ライフケア、電子ショップ、エンターテインメント、店舗での販促業務、営業形態業務、セルフオーだリング、物流業務などを挙げている。
主な仕様は、CPUがARM Cortex A8、メモリがMobile DDR 384MB/ROM 1024MB(システム領域含む)、ディスプレイが7インチワイドTFT液晶(抵抗膜方式タッチパネル搭載、800×480ドット)、インタフェースがIEEE802.11b/g対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、3Mピクセルカメラ、SDHCカードスロット、USB 2.0(デバイス)×1、USB 2.0(ホスト)×1、GPS/加速度センサー/地磁気センサー/照度センサー装備、3Mピクセルカメラ搭載、ステレオスピーカー/モノラルマイク内蔵など。バッテリ駆動如何は約8時間。サイズ・重量は、約W220×D120×H14mm、約370g。