ハーマンインターナショナルはこのほど、オーストリアの音響機器メーカー「AKG」のホームオーディオ用ヘッドホン「Kシリーズ」から、エントリーモデル「K540」と「K520」の2つを11月下旬に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はK540が1万5,000円前後、K520が1万2,000円前後。
今回発表された2つのモデルは、「Kシリーズ」の上位モデルに使用されている技術が流用され、クラスを超えた高い解像度とナチュラルなサウンドを実現したという、セミオープンスタイルのエントリーモデル。
K540はイヤパッドと耳の接触を最低限に抑えたオーバーイヤータイプで、セミオープンならではの開放感あるサウンドが楽しめ、K520は密着感を高めたオンイヤータイプで、セミオープンの利点を活かしながら中低域の充実したサウンドが楽しめるとのこと。
どちらのモデルも、アジャスター部分に金属を採用して耐久性を高めた新デザインのヘッドバンドが採用され、頭の当たる部分にはメッシュ素材を使用することで装着感の向上も考慮されている。また、イヤパッドは本体から取り外して水洗いすることができるほか、軽量設計によって快適な装着感を実現。
K540の感度は95dB / mW、周波数特性は16Hz~24kHz、インピーダンスは32Ω、K520の感度は93dB / mW、周波数特性は18Hz~24kHz、インピーダンスは32Ω。ケーブルを含まない重量はK540が230g、K520が161g。いずれも、信号の伝送ロスや歪みを抑える高純度OFC(無酸素銅)ケーブル(長さ : 3m)を採用する。