東京工業品取引所はこのほど、2010年10月の概況について発表した。これによると、2010年10月の東京工業品取引所市場の1日平均取引高は、前月比18.0%増の107,971枚となり、2カ月連続で10%以上の増加を達成した。
東京工業品取引所で最も取引高の多い金先物取引(標準)が前月比20.0%増の47,396枚と増加となったことが貢献した。また、銀とパラジウムも同93.5%増、50.1%増と大幅増加となった。ゴムも前月比34.6%と増加した。
東京工業品取引所では、金先物取引が前月比で増加していることについて、「貨幣に比べた金の相対的な価値が上昇していることにより、投資マネーが流入しているのが要因」と話している。