電気通信事業者協会(TCA)は8日、10月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数ではソフトバンクが今月も30万件を大幅に超え、7か月連続で首位の座をキープした。2位はイー・モバイル、3位はKDDI、4位はNTTドコモだった。

ソフトバンクは32万4,200増で、累計契約数は2,379万8,400契約となった。「iPhone 4」の売れ行きが依然として好調で、ここ最近では女性ユーザーの割合が急増しているという。ちなみに番号継続制度(MNP)の利用状況でも8万8000件の転入超過で、過去最高を記録した。

2位のイー・モバイルは6万800増で、累計契約数は280万1,600契約。データ通信カードの販売で堅実に契約数を伸ばしている。3位のKDDI(au)は5万8,400増で、累計契約数は3,234万9,600契約。4位のNTTドコモは5万7,700増で、累計契約数は5,695万2,200契約となった。広報によれば、最新Androidスマートフォン「GALAXY S」を10月28日に発売したため、「買い控えが影響した」とのこと。11月の純増数に期待がかかる。

携帯電話全体の累計は50万1,000契約増で、1億1,590万1,800契約となった。なお、ドコモの2in1契約は4,500減で累計41万6,100契約、ソフトバンクのダブルナンバーは400減で累計3万5,300契約。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 57,700 56,952,200
KDDI(au) 58,400 32,349,600
ソフトバンクモバイル 324,200 23,798,400
イー・モバイル 60,800 2,801,600
携帯電話総計 501,000 115,901,800

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイルを除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -1,600 18,600
KDDI(au) -4,300 31,300
ソフトバンクモバイル 20,100 62,600
イー・モバイル 4,900 -

PHSではウィルコムが4万1,900減で、PHS全体で373万5,800契約となった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム -41,900 3,735,800
PHS総計 -41,900 3,735,800

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは3万6,200増で、累計37万3,300契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 36,200 373,300