明治安田生命保険は8日、インドネシアの生命保険会社「PT Avrist Assurance」(以下、「アブリスト」)に対して、5%の資本参加を行うとともに、同社と戦略的な業務提携を行うことで合意したと発表した。日本の生命保険会社がインドネシアの生命保険会社へ出資するのは、明治安田生命が初となる。

明治安田生命は、国内生命保険市場における事業基盤に加え、同社グループの持続的成長の促進とポートフォリオ多様化の観点から、海外保険市場への展開強化を検討してきた。世界で4位となる2憶4,000万人の人口を抱えるインドネシアの生命保険市場は近年成長を続けており、「将来的にも発展が見込まれる」(明治安田生命)。

今回のアブリストへの出資と戦略的業務提携は、グローバル化が進展する保険マーケットにおいて、「明治安田生命の持続的成長の実現に向けて実施するもの」(同社)となる。

具体的には、長期的な戦略的パートナーとして、アブリストへの役員および主要部門への従業員派遣を行うなど戦略的な業務提携を行うことで、アブリストと協働での業容拡大へ向けた取り組みを強化する。また、今後の市場動向や業容拡大に応じた出資比率の引き上げも視野に入れているという。