東京証券取引所は8日、超音波画像診断大手のアロカ株式(コード : 7704、市場区分 : 市場第一部)について、監理銘柄(確認中)に指定することにしたと発表した。
監理銘柄(確認中)の指定期間は、2010年11月8日から、同取引所が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで。
アロカは、8日開催の取締役会において、日立メディコ(コード : 6910、市場区分 : 市場第一部)が実施する同社株式の公開買付けについて、賛同の意を表明する決議を行った。
アロカは、公開買付者による公開買付け終了後、公開買付者を完全親会社、同社を完全子会社とする金銭交付による株式交換を実施する予定である旨を発表している。
同社の株主総会において、金銭交付による株式交換により日立メディコの完全子会社となることが承認可決された場合(株主総会の決議による承認を要しない場合には、取締役会において決議された場合)には、アロカ株式は上場廃止となることから、東証は、上記発表をもって、同社株式について上場廃止となるおそれがあると認め、監理銘柄(確認中)に指定した。