アビットテクノロジーは、音楽制作スタジオの定番でもある同社Pro Tools HDシリーズ並の機能を搭載する、次世代プロオーディオ・プロダクション・ソフトウェア「Avid Pro Tools 9」を発表した。
先日発表されたばかりの「Pro Tools HD Native」に続き、新しくPro Tools Audio Engineを採用した「Avid Pro Tools 9」シリーズが発表された |
本製品では、従来同社オーディオインタフェースに限られていた動作環境の制限を排除。サードパティー製のCore Audio/ASIO対応オーディオインタフェースをサポートする。また、同時再生オーディオ・トラック数が96(モノまたはステレオ)、同時録音オーディオ・トラック数が32へと拡張された。さらに、これまでLE版では利用不可能であったマルチトラックのBeat Detective機能や、Pro Tools LEユーザー待望となる自動遅延補正(ADC)機能の搭載など、大幅なアップグレードが行われている。そのほか、EUCONプロトコルも利用可能。同時再生オーディオ・トラック数を192(モノまたはステレオ)、インストゥルメント数を128へと拡張、VCAミキシングなどを実現する「Complete Production Toolkit 2」も別途提供される。なお、ソフトウェアのオーサライズには、新たにiLok USB Smart Keyを採用する。