映画『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』の完成披露試写会が4日、都内で行われ、主演を務めた中村蒼と青山倫子が出席した。
左から、青山倫子、中村蒼、長江俊和監督 拡大画像を見る |
同作は、約135万円という低予算で製作され、全世界で興行収入180億円を記録したホラー映画の続編。ベッドで眠っている間に起こる超常現象をビデオカメラで撮影する手法で見せるリアルな恐怖で、社会現象を巻き起こした。続編は、日本とアメリカで製作され、日本版では中村蒼と青山倫子が演じる姉弟の身に襲い掛かる恐怖を描く。
長江俊和監督が「リアルな恐怖を追及したくて、2人(中村と青山)には台本通りにしゃべらないでとお願いしました」とアドリブを重視したという同作に挑んだ中村は「セリフはほぼアドリブです。即興的な芝居ができて楽しかったですね」としつつ、「自分がカメラを持って撮影するシーンが多かったので大変でした」と撮影を振り返った。
青山も両足を骨折している姉という設定の役を演じたため「動きに制限があって不自由で仕方がなかったです。フラストレーションも溜まりましたね」と苦労を語り、「ホラーが苦手なので、台本を読むのも命がけでした。怖くなってきて、寝るときは部屋の灯りを付けっぱなしにしてましたね」とエピソードを明かした。さらに、共演した年下の中村について「とにかく可愛くて、ちょっと小悪魔的なところやドSな一面もあったりして、こんな弟がいたらずっと話していたいくらい(笑)」と話し、中村は「男なんで『可愛い』と言われるのは抵抗ないですけど」と照れ笑い。
また、同作は欧米・アジアを中心に26カ国での配給も決定。中村は「役者なんで常に世界を視野に入れてます(笑)。って、調子に乗っちゃいけないですけどうれしいですね。いつかはハリウッドですかね」と笑顔を見せていた。
『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』は、11月20日より、シネマサンシャイン池袋ほかで全国公開。