米Googleは11月4日(現地時間)、モバイル機器向けの「Google Instant」サービスを開始したと発表した。AndroidやiPhoneのモバイルブラウザでGoogle検索のページを開くと、Instantの機能を利用するためのリンクが出現し、これを有効にすることでInstantが利用できる。回線速度の問題もあるため反応は遅いが「外出先でも素早い検索を……」と考える方はぜひ試してみてほしい。
Google Instantとは、「決定キー」を押さずとも、それまでに入力された文字やキーワードを基にリアルタイムで検索結果を表示するサービスだ。キーワードをフルで入力する必要がなく、検索結果を眺めながらすぐにキーワードを打ち直せるため、操作が途切れずに目的のページへ到達できるというメリットがある。デスクトップ版は今年9月に発表されたが、これが今回AndroidやiPhoneでも利用できるようになったということだ。
AndroidまたはiPhoneでWebブラウザを開き、Googleの検索ページへとアクセスすると、「Instant (beta)」というリンクが出現する。これをクリックすることでInstantが有効になる。なお、Googleによれば米国のユーザーのみが対象のベータテストということだが、日本のユーザーでも「www.google.com」のサイトにアクセスし、言語を英語に変換すれば(「in English」のリンクをクリックする)、このサービスは利用できるようだ。ただしモバイル版は検索結果の表示面積が狭く(特にソフトウェアキーボードを表示している場合)、回線速度の問題もあるため反応が遅い。筆者の試した範囲では、デスクトップ版ほどの快適さはあまり感じられなかった。