Webページ上でFlashビデオは空白だが、ビデオアイコンを通じて変換されたビデオにアクセスできる

iOSデバイスでFlashビデオの視聴を可能にするWebブラウザ「Skyfire Web Browser」が、11月3日(米国時間)に米国などのiTunes App Storeに登録された。価格は2.99ドル。対応環境はiOS 3.0以上。iPhone、iPod touch、iPadで利用できる。

SkyfireはWebKitベースのモバイルブラウザだ。iOSはFlashをサポートしていないが、Skyfire Labsの「Adaptive Streamingテクノロジ」がFlashビデオとiOS対応のH.264ビデオの橋渡し役を担っている。SkyfireでFlashビデオを含むWebページを開くと、ページ上でFlashビデオは表示されないものの、Skyfireの画面下部に配置されたSkyバーというメニューバーのビデオアイコンからFlashビデオのサムネイルがポップアップする。サムネイルをタップすると、SkyfireのサーバーでH.264形式に変換されたビデオがストリーミングされてくる。Adaptive Streamingはワイアレス接続の帯域をモニターしながら最適な品質のビデオをストリーミングするため、ムダなバッテリー消費を抑えた効率的なビデオ再生を実現するという。

Skyfireのもう1つの特徴がSNS世代向けの機能だ。SkyバーのExploreアイコンをタップすると、開いているWebページに関連するネット上のコンテンツの一覧が表示される。またShareアイコンを通じてWebページを電子メール/ Twitter/ Facebookで簡単に共有でき、Skyfireで開いているWebページから離れることなくFacebookのニュースフィードを確認できる「Facebook Quickview」を備える。