複数の保険商品を来店して選べる「来店型ほけんショップ」を展開するライフプラザホールディングスは2日、11月の1カ月間を『生命保険見直し月間』に制定することについての記者発表会を行った。発表会では、デヴィ夫人が登場。度重なる訪問に根負けし高額の保険に入った経験などを話し、「自分にぴったりの保険を選んでほしい」などと呼びかけていた。

ライフプラザホールディングスの『生命保険見直し月間』制定記者発表会に登場したデヴィ夫人。左は同社代表取締役社長の今野則夫氏

ライフプラザホールディングスは、「ほけんの窓口」「みんなの保険プラザ」「ほけんの専門店」など、複数の保険商品を来店して選べる「来店型ほけんショップ」を、全国に177店舗展開している。

2日に開かれた同社の記者発表会では、同社営業推進部長の岡内隆将氏が、『生命保険見直し月間』の制定について説明。日本では、1世帯当たり年額45万5千円の生命保険料を払っていながら(2009年度生命保険に関する全国実態調査)、自分の入っている保険の内容を「理解していない、どちらともいえない」と回答した人が49%いると指摘。

来店型ほけんショップ「ほけんの窓口」に来店した顧客においても、「自分の保険の内容が分からない」「どんな保障がどのくらい必要か分からない」など、相談内容の多くが「分からない」ことにあるとし、これらを引き起こす理由として、保険商品の買い手(消費者)の保険にたいする"あいまいな意識"があると説明した。

その上で、日本全国の何万人もの外交員による保険の勧誘が一段と増える11月が、同時に「多くの消費者の方が保険の案内を最も受ける月間」だとし、「そういった月間だからこそ、日常的に見過ごされがちな保険を見直して、自分や家族のライフプランや生き方を振り返る機会を作ってほしい」という想いから、11月を「生命保険見直し月間」に制定すると発表した。

岡内氏の説明の後、ゲストとしてデヴィ夫人が登場。「私は保険の敵のようなもので、もう70歳になりますけど、これまで健康体で、病院に入院したのはお産の時ぐらい。保険は目に止まらなかった」「健康の秘訣は、緊張感を持って過ごすことと、化学物質的なものを摂取しないこと。お肉は1カ月に1回くらいしか食べず、食事の50%は野菜」と、これまで、保険にはあまり縁がない生活を営んできたと話した。

デヴィ夫人は「私は保険の敵のようなもの」などと話した

それでも、これまでに2回、保険に加入したことがあると明かしたデヴィ夫人。だが、家を買った時に入った1回目の保険は、「(保険会社の)勧誘の方が毎日いらっしゃって、プレゼント攻めにあって、『私が断ったらこの人が会社を首になるんじゃないか』と情に負けて、大変高い金額なのに入った」。しかし、「年払いが160万円と高く、考えて計算したら(採算に)合わないなと思い、2回払ってやめました。車が買えたわね(笑)」と、苦い経験を話した。

2回目に保険に入ったのは、1~2カ月前という。「周りの人が3人がんになって、『明日は分からないんだな』と、神の啓示だと思い、保険に入っておくべきではと思って入りました」と述べた。

ライフプラザホールディングス 代表取締役社長の今野則夫氏とのトークでは、千代田生命保険(現AIGスター生命保険)で働いていたことなどを話した上で、現在、保険に関して相談したいことについては、ペットの保険を挙げ、「家に来るテレビ関係の人は、みんな家の犬に噛まれてます(笑)。飼っている犬が誰かを噛んでしまった時などの保険があるといいと思います」と、話していた。

千代田生命保険(現AIGスター生命保険)で働いていた当時のデヴィ夫人

最後にデヴィ夫人は、「保険を複数の中から、選べるのは素晴らしい。私は、自分は頭がいいと思ってきましたが、保険のことに関しては、知識がなくて失敗しているので、『ほけんの窓口』で、自由に自分にぴったりのものを選んでほしい」と呼びかけていた。