米Appleのモバイルデバイス向けOSの最新バージョン「iOS 4.2」が11月1日(現地時間)、Golden Master (GM)のステータスに到達したと、PCWorldなど複数のメディアが報じている。現在同社の開発者向けポータルではiOS 4.2 GMの配布が開始されており、アプリ開発者に対して4.2でのテストを実施するようにとの告知メッセージが表示されている。
iOS 4.2は現行の4.1のマイナーアップデート版にあたるが、iPad向けでは初のiOS 4.xアップデートとなり、大幅な機能追加が行われることになる。マルチタスクやフォルダのような機能がiPadで利用可能になるほか、新機能として「AirPlay」というストリーミング再生を可能にするフィーチャーが追加される。またiPadでは最大の変更点として、本体左上の物理スイッチが回転ロックではなく、iPhone同様にミュートスイッチになることが挙げられる。回転ロックはiPhone同様にマルチタスクの切り替え画面に出現するボタンで行うことになる。
iOS 4.2の正確なリリース日時は不明だが、9月の音楽イベントでは11月中のリリースが予告されており、数週間内にもアップデータ配信が行われるものとみられる。なお、iOS 4.2 GMの導入には現在ベータ版の開発者向け配布が行われているiTunes 10.1が必須となっており、実際のiOS 4.2でも同様に最新のiTunes導入が必要になる可能性が高い。